復興に向け意見交換など(メモリアル公園・高田病院)

19日に魅力ある未来の陸前高田を考える!おらほのまちづくりワークショップ
20日に県立高田病院の整備にかかわる住民意見交換会
が開催されました。


 ワークショップでは、市民20人あまりが出席し、民間が関わりながら進められた北海道での公園整備、住民が個人の庭を一般に開放したり景観を考えるなど「美日常」のコンセプトとする長野県小布施町の事例などが紹介された。参加した市民らからは、「公園のみだけでなく、住宅地も含めた景観を考える必要があるのでは」、「パラリンピックを目指すトレーニング施設にしては」、「全都道府県の木を植えてもらったら」、「椿を植え、椿油の特産を育てたら」など多くの意見がだされた。


 県立高田病院整備について、3月に都市計画決定、9月〜10月に都市計画事業の認可を受け、26年度に造成、道路、上下水道の整備をし、27年度以降に復興住宅とあわせ病院建設をしていく予定が示された。
 意見交換会では、住民から「待合室に防災施設持たせるべき」、「病院を特徴のあるものにしてほしい。」、「高齢化に対応するだけでなく、生み育てる方の支援もしてほしい。」、「県の施設は病院だけ、見えてくるのが遅い。」、「病院が整備されれば、人口減に歯止めがかかると思う。病床数を高めるよう検討してほしい。」、「心のケアのできる医師、相談員を配置してほしい。」などといった声が寄せられた。


解体中の被災した県立高田病院



現在、仮の施設で運営されている



候補とされる場所は、今は山


井上 浩一(京都府京丹後市