”ぼくらにできること”

1月7日から本日3月11日までの間、ここ岩手県陸前高田市の地で復幸応援センターの職員として活動をしてきた。
被災地でない地域の者としては、”自分に何ができるのか”と考えさせられる日々。
そんななか、センターでも移動の車内でも流していた災害FMでなんどもそれは流れた。
そう、”ぼくらにできること”。陸前高田の金野兄妹による曲。
その曲のなかで、こんなくだりがある。
‐ぼくらにできること ただ「理解」すること‐
‐ぼくらにできること ただ「伝える」こと‐
‐たくさんの仲間と「集う」こと‐
この曲を何度も聞くうちに、今自分にできることとはまさにこの歌詞のとおりだと…

”復興”について想像したいたものと、現実に足を踏み入れたギャップ。
多くの被災した方から語られた現実。
これを伝えないと風化していく。

この地で被災していない自分では、すべてを理解することは到底できない。
あるのは、良い誤解だけだろう。一人一人に起こったことは、原因は同じでもみな違うのだから。

”理解などいうものは存在しない。役に立つ誤解があるだけだ。”

There is no understanding.
There is only useful misundersutanding

  • Steve De Shazer

そして、多くの人と”縁”をつくること。
この地で、未来志向で果敢に物事に挑戦し、推し進めているパワーのある方にお会いできたことは、お金では買えない財産です。
そうした縁を広げれば復興は加速する。そんなふうに考える次第。

自分のやったこを振り返ってみると、一番復幸応援になったと思うことは、”陸前高田に行こう”と決めたこと。

集え陸前高田に! 広がれ縁! 力強い未来に向かって・・・

陸前高田で出会いそして、繋がっていただいたすべての方に感謝。
私を強くしていただいた・・・そんな2カ月・・・


本日、矢作小学校の全校集会で話をさせていただきました。


井上 浩一(京丹後市京都府