9月9日(金)

91と445は何の数字だか分かりますか?前者が今回の震災で両親を亡くされた子供の数で、後者が父親か母親のどちらかを亡くされた子供の数です(両方とも岩手県内)。戸羽・陸前高田市長は、陸前高田市に27人の震災孤児(中学生以下)がいるとおっしゃられていました。震災孤児と震災遺児を支援したいという声をよく聞きます。しかし、デリケートな問題であるだけでなく、個人情報に関わることなので行政は詳細を一切公表しません。「あしなが育英会」は、自分たちで被災地を訪問して震災孤児・遺児を見つけて支援しているそうです。


私は7日に上京したのですが、一般財団法人「教育支援グローバル基金」(http://www.beyond-tomorrow.org/)の坪内事務局長たちとお会いしました。坪内さんはレバノンから帰国し、6月に教育支援グローバル基金を立ち上げ、運営に携わっています。企業などから資金を集めたり、被災地の高校を訪問してプログラムの説明をしているそうです。高校生以上を対象としておりますが、次世代を担うリーダーやスペシャリストになるための支援プログラムを用意しております。広報のために、陸前高田のローカル新聞である「東海新報」(8月23日のブログ参照)を活用しようと考えております。


本日、写真家の横山りかさんが三重県津市から参りました。一人で被災地を回っているとのことですが、女性は強いですね。
 

10日は野田首相陸前高田の視察に来られましたが、復旧・復興を加速させて欲しいと願っております。夕方に、深田さんと大西さんが「生出の宿舎」の草刈をしました。格好が板についております(笑)。


小林益久(松阪市