3月議会はじまる

2月29日(水)陸前高田市議会第1回定例会(3月議会)が始まりました。
3月22日(木)までの23日間の会期で、24年度当初予算議案や条例議案などが審議されます。明日(3月6日)から3日間、一般質問が行われます。
初日に行われた施政方針演説で、戸羽市長は、まず東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福を祈念し、被災された方々にお見舞いの言葉を述べられました。あわせて、国、県、自衛隊、消防、警察をはじめ、全国、世界各国からの温かい支援に感謝の言葉を述べられました。さらに、6つの復興のまちづくりの基本方向を示したうえで、24年度を復興元年として一日も早い復興に全力で取り組む決意を述べられました。
つづいて24年度当初予算案などの議案が提出されましたが、24年度一般会計予算は、23年度当初予算108億円に対し、660億5,800万円と、率で511.6%の増加、約6倍の予算となっています。その内、通常分88億円余りを除く約572億円、全体の約87%が復興、災害関連予算となっています。
その中に、昨年10月に復幸応援センター(足利市 金坂さん)が提案した旧矢作小学校をボランティアなどが宿泊できる施設に改修する予算(復興宿泊施設整備事業費 8,200万円)も含まれています。
陸前高田市に限らず、被災地の自治体では復興、災害関連事業中心の予算が組まれることと思います。
スピード感を持って復興事業を進めるためには、がれきの処理にもスピード感が必要だと思います。がれきを受け入れる、受け入れの調査を行う自治体がだんだん増えてきていますが、まだまだ足りないと思います。
災害はいつどこで起こるかわかりません。
受け入れる側の自治体にはそれぞれ課題、事情があって簡単に受け入れることはできないと思いますが、まずは検討、調査をはじめていただける自治体が増えればと思います。

                   【集められたがれきの山】
がんばっぺし! 陸前高田
神 野 賢 二(愛媛県新居浜市