被災市役所庁舎解体すすむ

 東日本大震災で多くの方が犠牲となった、市役所庁舎の解体が進む。
 本年度、被災地に残る公的施設の解体が進められてきて、献花台があった市役所庁舎。多くの人々が手を合わせ、犠牲者の慰霊の場所となっていた。
 現在、追悼施設としては、タピック45に設置されている。
解体工事は、1月23日からはじめられており、これまでは、施設内に堆積した土砂や瓦礫を除去する作業などであった。
 県立高田病院、県立高田高校は解体が進み、既にその姿を消している。
 市役所庁舎と呼応するかのように、ホテル、大型ショッピングセンターも解体が進められている。
 あらたな街づくりの案では、解体中の市役所の位置に駅が計画され、そこからロードサイド型施設を想定した、商業・業務地を展開する予定。
 日に日に震災の爪あとがなくなっていき、復興が本格稼動していく準備がやっと整ってきたと感じる。



井上 浩一(京丹後市京都府