普門寺の地蔵盆

平成25年7月27日(土曜日)午後5時から陸前高田市米崎町にある普門寺で、「地蔵盆」が行われました。これは、普門寺と「お地蔵さん制作に協力する会」により、今年初めて開催されたものです。

当日は、「高田松原」の被災松で作られ、長野市善光寺に安置されている「お父さん地蔵」が、「お母さん地蔵」と2体の「子供地蔵」が安置されている普門寺の地蔵堂へ1年3カ月ぶりに里帰り。参拝された多くの方々が、仲睦まじい「おやこ地蔵」の姿に手を合わせていらっしゃいました。

参拝された方々にはお菓子が振る舞われ、かき氷や輪投げコーナー等、子供が楽しめるようイベントも用意されており、境内には、笑顔が満ち溢れていました。

前日に陸前高田市を襲った大雨のため、一時は開催も危ぶまれましたが、「おやこ地蔵」のご加護か、準備された方々の熱意が天に通じたのか、境内は、深い霧に包まれたものの「地蔵盆」開催中は、不思議と雨は降りませんでした。
その霧のおかげで、地蔵堂前と参道に飾られた提灯の明かりがとても神秘的でした。

残念ながら「お父さん地蔵」は、翌28日(日曜日)に善光寺さんに連れられて、長野県に戻られましたが、「地蔵盆」は、これからも続けられるとのことです。来年、また「お父さん地蔵」が里帰りする時を楽しみにしたいと思います。