8月23日(火)

陸前高田市に来てから大変いい経験をさせて頂いております。8月20日(土)と8月21日(日)に復興イベントの入場券を陸前高田市民に配布しました。私は大学院終了後に、某都市銀行に入行しました。しかし、このときはマーケット部門に配属されましたので、個人客の方々と窓口で接することが全くありませんでした。債券市場という顔の見えない相手に売買を繰り返して、収益を追求する仕事をしておりました。それから、外資系証券で債券ストラテジストをしておりましたが、世界中の大投資家を相手に経済・政治・債券市場について熱い議論を戦わせてきました。その後、松阪市の副市長になりましたが、シンポジウムやお祭りで市民の方々とお話をする機会はありましたが、窓口業務の経験はありませんでしたので、沢山の市民の方と直接触れたのは初めてでした。


陸前高田市民のマナーの良さには本当に感心しました。「ご苦労様」と挨拶をして頂けますし、手際の悪さも許して頂けますし、文句を言わずに待ってくれています。更に驚いたことは、時間厳守であるということです。12時〜13時までは昼休みと告知していたのですが、人がぱったりと来なくなるのです。入場券開始時間(9時)と終了時間(16時)も厳守してくれます。


東海新報」という6面の日刊新聞(80円)があります。陸前高田市、大船渡市、住田町の市町のローカルな情報を提供しています。松阪では「夕刊三重」という超ローカルな日刊新聞がありますが、全く同じような性質です。陸前高田市民へのインパクトは相当大きいです。8月21日に突然、入場券を求める市民の方々が急増したのですが、「東海新報」でイベントの広告を掲載したことが一因のようでした。



 自治体ブースの参加者は26グループになりました。最終調整でバタバタの一日でした。参加を表明して頂いているグループの皆様方には、情報不足で大変ご迷惑をお掛けしております。


本日は愛媛県議会議員の篠原実さんが突然事務所に来られ、激励を頂きました。一番驚いていたのが、愛媛県四国中央市から派遣されている高橋さんでした(笑)。


センター長
小林 益久(松阪市