矢作地区の復興運動会

  三連休は天候に恵まれただけでなく、新しい人の出会いにも恵まれました。10日は矢作町内運動会に誘われました。3月末で138年の歴史にピリオドを打った(つまり、廃校)矢作小学校の校庭で、運動会が行われ、たくさんの老若男女が集まりました。今年は中止にしようとの声もありましたが、復興大運動会を行うことになりました。昨年までは、陸前高田の10月10日は、各地区で運動会が小中学校の校庭で開催されていました。しかし、校庭に仮設住宅が建っているため、今年は中止が相次いだそうです。13時近くに競技が終わり、バーベキューで親睦を深めました。


  本日は、松阪市教育委員会から小林壽一教育長と中田雅喜参事が来られました。高台にある竹駒小学校を一緒に訪れました(実は、運動会のときに竹駒小学校の伊藤清子校長先生と面識が出来ていたのです)。全校生徒は58人ですが、自然に囲まれた環境は素晴らしく、校長先生とお話をしているときに、子供たちが作ったイモ畑の近くに2頭の日本カモシカが姿を見せました。現在、仮設住宅が建っているため使える校庭はなく、小学生はスクールバスで近くの高田小学校に移動し、体育の授業をしているそうです。全国から応援を頂いた竹駒小学校の生徒会が、9月の台風12号と15号で被災された和歌山の小学生を元気づけたいと自主的に全生徒に呼びかけ、応援メッセージを作っているそうです。大変、いい話を聞きました。松阪の小中学生の応援メッセージを竹駒小学校にお渡ししました。ある意味、私は幸運な出会いがあり、松阪の小中学生の激励を竹駒小学生に送ることが出来ました。仮設庁舎の教育委員会近くの壁に貼ってある世界中からの激励メッセージを見る度に、マッチングの難しさを痛感していました。公平・公正の論理が邪魔をして、教育委員会から特定の学校に送ることが出来ないのです。これでは、直接、陸前高田の子供たちに届かないよなと思っていただけに、今回は本当に良かったと思い、ホッとしました。
 

  昼は松茸ご飯を食べました。足利市から来られている金坂さんが9日に市民と一緒に松茸を取りに行き、苦労しながら収穫してきました(おそらく、金坂さんがブログで苦労話を取り上げると思いますので、そちらを期待して待っていて下さい)。大変、美味しかったです。

小林益久(松阪市