援農ボランティア

 本日、私の住む足利市から21名のボランティアが陸前高田市に訪れました。
ボランティアセンターへのニーズは多岐にわたりますが、最近は水田や畑の草刈り・ガレキの撤去が増えてきています。
 足利市のボランティアも田畑の草刈りを行いました。

みんなで汗をかき、畑もきれいになりました。
手刈りでの草刈りは重労働です。
田畑は海水をかぶり、今年の作付をあきらめざるを得ない状態にあります。
何十年もかけて作り上げて来た「土」を一瞬のうちに失う気持ちは実際に経験しなければわからないものだと思います。
半年放置された田畑は、草が生い茂り、どこから手をつけていいのか分からない状態です。また、今まで軟らかった土も固くなり簡単には耕作できない状態になっています。
帰り際に農地の所有者から、「トラクターはかけてもれえないだろうか?」と声をかけられました。
機械もなく私たちの準備では対応することができませんでした。
農業も一つの産業と考えれば、個人で解決しなければならないのかもしれませんが、高齢者の農業ではこの土地で再開するには大変な苦労があると感じました。
来春からの農業の再開に向け「援農ボランティア」という仕組みを整えていく必要があると感じました。

金坂幸治(足利市