復興支援グッズ MADE IN ALL陸前高田

 11月6日の「桜ライン311」のお手伝いに参加した際、作業チームで一緒となったENproject japanの中田源さんたちとお知り合いになりました。中田さんらは震災後、北海道札幌市から陸前高田に入り、地道な支援活動を展開。今は地元のおばちゃん(熟女)4人を雇用し、瓦礫の一部を使用した「ガレキーホルダー(一個500円)」をひとつひとつ手作りで作成しているとのことです。一日に多い日は300個以上も作り上げこともあるそうで、現地に雇用の機会を創出するとともに、全て陸前高田づくりの復興支援グッズもあまり例がないようです。小さな瓦礫の背景にはたくさんの思い出が詰まっていて、大切に身につけることによって、輝きのあるアクセサリーになるのではないでしょうか。今後は全国展開も視野に入れており、小さなアクセサリーが被災地と全国をつなぐ日も遠くなさそうです。中田さんは今後は被災地支援をしている人たちを支援する媒体づくりに取り組みたいと、意欲を語っていました。中田さん、時間があったら是非、生出の宿舎に遊びに来て下さい。


(ガレキーホルダー)
 
11月8日(火)第4回陸前高田市震災復興計画検討委員会が開催されました。多くの委員が出席し、報道関係者、傍聴者で会場は満席状態。今回はこれまで進められてきた検討委員会と各地域別の住民説明会からの意見を踏まえて、修正した震災復興計画(案)について、質疑、意見が交わされました。 住民の高台移転について、基本的には海岸地域の低地部は、津波の浸水区域や防潮堤等の整備を考慮し、非居住区域とし、移転計画を計画することが位置付けられ、アンケート調査結果で過半数以上の市民が高台移転を希望していることを反映したようです。また、高田松原の再生について、松が3メートルから4メートル地下に根を生やすため、海水進入するエリアへの植樹は困難であるので、適した地盤を検討すること、白砂青松を取り戻すには、砂浜再生をどのように進めるのか、植生、海岸砂防工学の専門家の意見も重要であるとの意見等も出されていました。これからの復興の青写真を画く検討委員会。引き続き注目したいと思います。


(委員会の様子)

 陸前高田入りし、一週間が経過。生活、センター業務にも少し慣れてきました。今朝は天気が良かったので持ってきたロードレーサーを組み立て、一足先にセンターへ。生出の紅葉の中を走り抜け、センターまで約17キロを30分程度で到着しました。久々のトレーニング的な運動で早朝の寒気ではありましたが、到着時には汗びっしょり。市役所手前の最後のきつい登りでは、箱根ターンパイクヒルクライムを思い出しました。
がんばっぺし!

若林英俊(茅ヶ崎市