木材を使って  Part2

 先日の本ブログでもご紹介いたしましたが、津波の影響を受け、立ち枯れた樹木を数多く目にします。
 多くは杉林で既に葉が変色している様子です。民地に立つ樹木は倒木の危険性もあり、近隣の住宅を損壊する虞れもあり、対応が急がれます。
 気仙町(上長部)の長部小学校仮設グランドの横に、伐採した立ち枯れ杉を使って建てられた休憩所があるとのお話を聞き、現地に出向きました。
 真新しい小屋は地元の皆さんとボランティアの方々とで力を合わせ建設。10月10日に完成したばかり。中に入ると杉の香りが漂う、作りもしっかりとした建物でありました。
 この日は、数人の地元の方が集まり、白菜や今年大収穫となっている柿を干していました。皆さんの憩いの場所となりつつあるようです。

 
 
 【真新しい建物です。】

                【中の様子】

 
 【伐採後の杉林】 
 
 今回の震災の影響を受けた、立ち枯れ樹木をどのように取り扱うのか、今後の方向性も近々示される様子でもありますが、このような資源を有効活用した建物が各地に建設されることが、地域のコミュニティの再生を進める一助となるのではないかと感じました。
 今ならできる陸前高田
 微力ながら何ができるか、夜な夜な宿舎で考える毎日。
 先発隊の皆さんの心意気を受け継ぎ、東日本部隊も奮闘しています。
 がんばっぺし!

若林英俊(茅ヶ崎市・生まれて初めて天の川を見た!生出の山にて)