子どもの図書館「にじのライブラリー」

 11月12日、今泉天満宮境内に仮設の子ども図書館「にじのライブラリー」がオープンしました。昨日午後、本ブログでも以前に紹介した、チーム福井の後藤勇一さんの紹介で見学に行ってきました。後藤さんは元福井市議会議員で、市議会中にも関わらず3月17日から陸前高田に入り、そのままボランティア活動を続けていらっしゃる非常にユニークな方です〔5月1日に議員辞任(2期満了)〕。

【にじのライブラリー外観】


 陸前高田市津波で市立図書館が大きな被害を受け、今泉天満宮も社が完全に流失。樹齢800年の「天神の大杉」だけが境内に残り、図書館はこの杉の木の脇に建てられました。

【樹齢800年の「天神の大杉」】


 この図書館の設置・運営には、作家や出版・雑誌関連団体でつくる「子どもたちへ<あしたの本>プロジェクト」と「<大震災>出版対策本部」、地元ボランティアが関わっており、三井物産株式会社の協力で建てられたようです。
【絵本作家加古里子かこさとし)さんが描かれた看板】


 木造平屋建ての館内は、木の香りが残るとても温かみのある空間で、プロが厳選した児童書を多数そろえ、子どもたちの夢を育む場所になりそうです。
 多くの子どもたちが利用できるよう、私たちもこれからの運営等で支援できることがあるかどうか検討していきたいと思います。

【館内の様子(写真中央にいるのが後藤さん)】


 昨日、久保田副市長と2回目のランチミーティングを行いました。久保田副市長は京都大学在学当時、京都市にお住まいだったようで、私も京都市出身なのでローカルトークで盛り上がりました。また意外にも、副市長の出身の静岡県掛川市はサッカーよりも野球の方が強いそうです。

【左から若林さん(茅ヶ崎市)、須長さん(足利市)、久保田副市長】


 以上のような世間話もありつつ、これからの当センターのあり方を語り合うなど、未来の陸前高田を考えるいい機会となりました。失礼ながら副市長は、年齢も若いということもあり、とても話しやすく気さくな方だなという印象を受けました。


村井将昭(稲城市