心の復興を目指すカレンダー完成!

 11月10日に本ブログでもご紹介させていただいた東日本大震災復興支援カレンダー2012「明日暦(あしたごよみ)」が完成しました。

 【カレンダー表紙】


 このカレンダーは株式会社カスミが、東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田の子どもたちに元気を届けるために制作されました。カレンダーの中の写真は、10月に当センターにいた方々の助言と紹介で陸前高田市伝統の「うごく七夕まつり」と「けんか七夕」の写真が使われることになり、ここでようやくその思いが結実しました。
 昨日22日(火)に高田小学校にて贈呈式が行われ、株式会社カスミの郄橋さんから木下邦男校長に手渡されました。郄橋さんは「心の復興を願う気持ちからこのカレンダーができました」と話されていました。

 【左から郄橋さん、木下校長】


 その後、カレンダー表紙の女の子が高田小学校3年2組の児童ということで、代表して3年2組にも贈呈されました。子どもたちは「○○ちゃんが載ってる!」「○○くんのお父さんだ!」という感じで、われ先にと自分や友達を探してカレンダーに見入ってました。

 【カレンダーに集まる子どもたち】



 【郄橋さんと3年2組の児童】


 このカレンダーは、陸前高田市内の市立小・中学校15校全99クラス分と、全校の教職員室分が贈呈されます。その他、スーパー「カスミ」全店及びカスミグループの各店舗、また市内で8月に仮設店舗でオープンしたスーパー「マイヤ」滝の里店で、1部500円で販売されます。なお、この売上金は、陸前高田伝統の七夕祭り復活のために、全額寄付されます。

 【11月22日からマイヤ滝の里店でも販売中】


 一昨日、神奈川県茅ヶ崎市から水島静夫副市長と木村竹彦副市長と、秘書担当の柳原さんが当センターを訪問してくださいました。11月から当センターに派遣されている若林さん(茅ヶ崎市)とともに、20日(日)に一関に泊まり、21日(月)に陸前高田市の戸羽市長、久保田副市長にご挨拶されて市内を視察し、その後仙台までの道中、宮城県気仙沼市南三陸町を視察されてお帰りになりました。遠いところお疲れ様でした。

 【左から水島副市長、若林さん、木村副市長】


 また、下の写真は同じく21日(月)午後の当センターの様子です。この日、センターはなぜか外部の方の打ち合わせ会場や記者クラブのような使われ方をしておりました。1つ前のブログでも紹介させていただいた、「瓦RE:KEYHOLDER(ガレキーホルダー)」を作製されているENproject japanさんと当センター隣の観光物産協会さんが、今後「瓦RE:KEYHOLDER(ガレキーホルダー)」を観光物産協会で扱えるか打ち合わせを行い、また先日からよく当センターに顔を出してくださる読売新聞の山内記者は、22日(火)から5日間「被災地日記」として陸前高田市の特集を掲載することから、当センターで原稿を作成されていました。

 【須長さん(足利市)の隣で仕事をする山内記者、奥では打ち合わせが】


 皆、陸前高田市の復興のため、また大震災や大津波の被害を風化させないため日々奮闘しております。私たち復幸応援センターが果たす役割も大きく、その役割も少しずつ変化しきていると感じます。また明日からこのまちの皆さんとともに知恵をしぼりながら、復興に向けて一歩ずつでも前進していきたいと思います。


村井将昭(稲城市