村上製材所でボランティア活動

 本日27日(日)朝から村上製材所でボランティア活動をしてきました。
 正確にお伝えしますと、岩手県奥州市前沢総合支所の職員やそのご家族の皆さんが村上製材所でボランティア活動するとの情報を得まして、普段お世話になっている村上富夫社長のお手伝いをしようと当センターの3人も行ってきました。

 今年、奥州市前沢総合支所の職員の皆さんは、毎年行っている職員旅行をボランティア旅行にしようということで、子ども6人を合わせ38人の方が村上製材所で作業することになりました。
 子どもたちは、5歳の子から小学校4年生の子まで、皆で仲良く高田松原の松を使った「がんばっぺしキーホルダー」作りをしました。まずは希望の一本松やがんばっぺしと刻印された木札の穴に紐を通し、それをポストカードとともに袋詰めしました。

【子どもたちを中心に木札にひも通し】


 今回作ったキーホルダーは、福岡県朝倉市立立石小学校にプレゼントするようです。というのも、先日村上社長宅に立石小学校5年生の各クラスからメッセージ入りのお米が届いたからなんだそうです。

【立石小児童からの心温まるメッセージが入った米袋】


 子どもたちがキーホルダー作りをしている間、他の大人たちは木の洗浄や草刈りをして汗を流しました。木の洗浄は汚れが取れていくのが快感のようで、のめり込む方も・・・。

【大人たちは木の洗浄と草刈り班に分かれて作業】


 その間、子どもたちはキーホルダー作りを終え、「だるまさんがころんだ」を始めました。次第にそれが発展して、大人たちが見てもさっぱりルールが分からない遊びに・・・。

【「だるまさんがころんだ」が発展して別の遊びに】


 最後に村上社長から「楽しかったでしょうか?被災者だからといって、いつまでも暗い顔してても仕方がありません。前を向いていきたいと思います。今日は復幸応援センターの3人にも手伝ってもらいました。こいつらはいつもうちで飲んでばかりです。でも、飲みながらじゃないといいアイデアも出ないですから。帰りに一つずつお好きなキーホルダーを持って帰ってください」と。

【最後は笑顔で記念撮影(最前列右から2人目が村上社長)】


 私たちの事はともかく、子どもたちも奥州市職員の皆さん方も清々しい気持ちで作業を終え、嬉しそうにキーホルダーを片手にお帰りになりました。


 また、26日(土)の夜は、Aid TAKATA代表で陸前高田ふるさと大使の村上清さんのご実家にお招きいただき、食事をご馳走になりました。そこには、Aid TAKATAの方々や陸前高田市職員の大和田さんもいらっしゃいました。皆さんからは、今まで聞くことができなかった、震災直後に大津波が襲ってくる際の話や市が給食センターを災害対策本部にした際の話など、様々お話を伺うことができました。

 
 皆さんのおかげで、両日ともに大変有意義な休日を過ごすことができました。


村井将昭(稲城市