信州の思いを届けて頂きました。

 陸前高田でも少しずつ、春を思わせる日差しが注がれるようになりました。
まもなく、1年を迎え、”復幸元年”のスタートを切る陸前高田。時の流れは止まっていません。ゆっくり、ゆっくりと春の日差しと共に新たな陸前高田の未来に向かっています。



布ぞうりの制作に長野県佐久市自治労職員組合員より布が送られました。


太田仮設住宅にお住まいの「太田ほほえみ会」7名の皆さんが布ぞうりを制作し、明日の生活の糧になるようコツコツと取り組まれています。
そんな皆さんの制作に少しでもお役に立てればと長野県佐久市役所自治労職員組合員より布と佐久市平根・小田井脳トレ絵手紙教室の皆さんから寄せられた絵手紙をお送りさせていただきました。
  会の皆さんからは、「本当にありがたく、嬉しいです」との言葉を頂戴いたしました。早く皆さんの成果が、全国に届くこと心待ちしています。

【太田ほほえみ会の皆さんに布を贈呈した佐久市職員代表5名の皆さん】




○気仙朝市の運営に長野県佐久物産振興会より寄付がされました。


毎週土・日に開催している気仙朝市。その伝統は、天保時代から歴史を刻まれているとのこと、これまで歩まれた300年以上の歴史の中には、幾多の困難もあったと思いますが、市民の皆さんに愛され、親しまれてきたからこそ現在に至っていると思います。その歴史を絶やさないためにがんばって気仙朝市事務局へ佐久物産振興会(荻原会長)より、寄付金並びに佐久物産振興会会員からお寄せ頂いた信州佐久の物産を気仙朝市で販売し、全額を寄付して頂きました。


【気仙朝市に寄付をした佐久物産振興会の事務局の皆さん】




○広田保育園児に佐久市社会福祉協議会からマスクが送られました。



去る17日(金)、お一人でボランティア活動を展開している後藤氏が復幸応援センターにお見えになり、「広田保育園の両隣(広田中学校・高田高等学校広田校舎)の解体作業が始まった中で、園児の皆さん(約100名)を粉塵から守るためマスクを用意できないか」の相談があり、長野県佐久市社会福祉協議会に相談。敏速に対応いただき園児用マスク約2,000枚を広田保育園に届けしました。
藤倉園長先生からは「えっ!こんなに早く・・・ありがとうございます」と第一声。
佐久市社会福祉協議会の敏速な対応に感謝いたします。







【取り壊しが始まった広田中学校(左)高田高等学校広田校舎(右)//広田保育園(中央)】





信州善光寺陸前高田普門寺にお地蔵さんが安置されることとなりました。



東日本大震災の犠牲者の鎮魂を祈って、高田松原の倒木で母子地蔵菩薩4体を信州善光寺陸前高田お地蔵制作に協力する会 (会長熊谷氏)、東京藝術大学の3者で建立を続けてきました。平成24年1月4日に陸前高田市の200名を超える皆さんがのみ入れを行い、完成までを東京藝術大学薮内教授らが制作に携わっているもので、今回は、その地蔵尊の安置場所として、1体は信州善光寺、3体を陸前高田市米崎町「普門寺」(熊谷住職)に安置することを善光寺よりお願いにあがりました。
熊谷住職は「今回の大震災での復興更には、犠牲者のご供養は宗派を超えて皆で取り組むことが大切」と受入れを快諾され、地蔵堂の建立場所も「境内どこでも皆さんの気に入った場所へ安置を」と、熊谷住職が境内を案内しながら、建立場所もその場で決まりました。



がんばっぺし!  陸前高田!

全国の皆さんとの絆は、更に太くなっています。

清 水 淳 一 (長野県佐久市)