このまちは日々復幸の道を歩んでいる

8月31日(金)に陸前高田市入りしてから、早36日。
10月5日(金)の勤務をもって、陸前高田市復幸応援センター職員としての任期を満了しました。




○左から、半田、木村副市長、平野課長、前田課長補佐(茅ヶ崎市




忘れもしない派遣要請。
昨年11〜12月に茅ヶ崎市からセンターに派遣されていた若林さんに、「行ってみないか」と声を掛けられました。
一つ返事で「行きます」と答えたものの、内心悩んでいたのは事実です。
震災後、同じく被災地域である宮城県石巻市で避難所支援に従事していましたが、被災から一年半経った場所で自分が何ができるのか...日々葛藤していたことを思い出します。


そんな葛藤を抱えながらの陸前高田市入り。
現市役所から高田街道で市街地へ。一面に広がる雑草地帯に、駆体の残った建物、蓋のない側溝、あるはずのない水溜まり...

そんな光景を見ながら、いつの間にか葛藤よりもまずは“行動”と自然に意識が変わっていました。




いろいろな方と話をし、時には厳しいことも言われました。
でも、おらが地元“陸前高田市”に対して、熱い気持ちをもっている人たちばかりでした。



想いばかりじゃありません。
いまこのまちは“復幸(興)”にむけて、日々確実に動いています。わたしの派遣期間にも...


・奇跡の一本松を伐採、保存処理へ
・公共施設のお別れ式、解体工事着工
・防潮堤の設置、高田松原の再生に着工
・JR大船渡線のBRT方式の導入協定
・高田、今泉地区の土地利用計画(案)の発表 などがありました。




復幸応援センター職員として、陸前高田市で活動した36日間。
一歩一歩だけど、このまちの“復幸(興)”にむけた動きを肌身で感じることができました。


このまちは必ず立ち直り、震災前よりずっといいまちになります。
そう信じているからこそ、このまちが復幸(興)するまでいろいろな形で協力できればと思っています。
ともに頑張りましょう!




p.s.派遣期間中にお世話になりました皆様に感謝申し上げます。皆様の協力のお陰で、いくつかの事業を行うことができました。また必ず陸前高田市に伺いますので、その際は何卒よろしくお願いします!


半田 雄大(神奈川県茅ヶ崎市