旧市役所および旧市民会館「お別れ式」が行われました。

 11月10日(土)、ともに今年度内での取り壊しが予定されている旧市役所庁舎および旧市民会館の「お別れ式」が開催されました。


 式に先立ち、出席者全員が旧市役所庁舎に黙とうを捧げました。そして、旧市役所庁舎前で、市長が式辞を、市議会議長と市職員厚生会会長がお別れの言葉を述べました。続いて、旧市民会館で、市教育委員長が式辞を、市芸術文化協会会長がお別れの言葉を述べました。最後に、出席した市職員や遺族の方たちが献花をし、式は終わりました。



【旧市役所庁舎に献花をする出席者】



【旧市民会館に献花をする出席者】

 
 旧市役所庁舎は変化、拡大していく行政需要に応えるべく市の中枢機関として、また、旧市民会館は市民の文化事業、生涯学習の拠点として、それぞれ発展してきましたが、昨年の震災によりその機能は失われてしまいました。


 式の最中、あちこちから、「ありがとう」「おつかれさま」などの感謝の声や、取り壊しを惜しんでのすすり泣く声が聞こえてきました。また、お別れの言葉では、「夢と希望に満ちた新しいまちをつくる」「陸前高田の歴史と文化を守り続ける」との力強い誓いの言葉がありました。


 取り壊されることはつらく、残念なことですが、新しい市役所庁舎、新しい市民会館、そして新しい陸前高田への期待を抱かせる式典となりました。



 山本真哉(埼玉県北本市