こどもの成長と復興

 11月24日(土)、「復幸応援センターのふるさと」生出地区のこども達が通っている矢作保育所で生活発表会が行われ、センター職員も参観させていただきました。

 1歳児から5歳児までで合計15名という小さな保育所ですが、会場の遊戯室には、児童の家族はもちろん、地域のお年寄りの方も大勢駆けつけました。


 お遊戯、ことば遊び、劇遊び…みんなが好きなアニメのキャラクターから伝統芸能「大黒舞」まで、人数が少ない中、一人ひとりがたくさんの演技を覚え、上手に、そして元気に発表をしていました。保護者も、自分のこどもの顔写真が入った団扇を振りながら、まるでアイドルのコンサートのように黄色い声援で舞台の上のこども達を応援し、会場を盛り上げていました。


 最後に、全児童による「さんぽ」の合奏、「やきいもグーチーパー」「にじのむこうに」の合唱で15名が一つになって、舞台の幕は閉じました。


 途中、父母の会による読み聞かせのコーナーでは、地域のお年寄りの方が、まるで自分の孫のように児童をひざに乗せ、一緒に話を聞いていた姿が印象的でした。


 こども達の成長とともに、陸前高田の着実な復興を願いたいと感じた発表会でした。




 山本真哉(埼玉県北本市