復興に係わる交通量〜登校指導から〜

陸前高田では、瓦礫の処理や復興に係わる事業により土木作業が増加している。
土木作業では主たる国道が利用されていて、朝・夕には渋滞が発生する。
内陸部から陸前高田に連絡する道路の一つに国道343号がある。
この道路は、直線も多く車輌はスピードにのりやすい。
その道路に隣接し、小学校(矢作小学校)がある。
この小学校の前には、隣接市からおりてくる車輌にとって、はじめてとなる信号が設置された横断歩道である。住宅地から学校に行くためには、この横断歩道を渡らなければならない。
また、仮設住宅から各中学校に行くための、スクールバスもこの付近にバス停を設置している。
今回、センター職員は登校指導を体験させていただいた。
実際、10tダンプが急ブレーキで止まる場面を見ると、交通安全に関する登校指導の重要性を肌身に感じる。
「”歩行者優先”と思っていると、自分の命を落とすかもしれない。止まっていただいてありがとう。」という気持ちを指導する、矢作小の教諭。
復興に従事する者としては、どんなときでもここの未来のために、という気持ちを忘れてはならない。

前日には、授業参観が行われ、皆落ち着いて大きな声で元気良く発表する姿を見せていただきました。


井上 浩一(京丹後市京都府